最近街中で新しくできた建築物の周辺では、環境や美観を重視した取り組みが行われています。
私達の仕事の一つである植栽も、美観、強度の関係で木の丸太支柱が減る傾向にあります。
地中支柱やワイヤ-支柱で施工する仕様が多々見受けられるようになりました。
ただ、気を付けなければいけないのは、維持管理をしていく上で注意すべきは素材です。
プラスチィック、ビニ-ル、化学繊維を使用した素材、金属などです。
強度が強く、長持ちするのは良いけれど植物は成長します。
なので、発育の障害にもなっています。
この写真はワイヤ-支柱が幹に食い込んでいます。
自然素材を使た方法であれば樹木の成長と共に結束材が切れたり、劣化によって外れたりと成長を妨げません。
その頃には根も十分に張り、強風地域でなければ倒木のおそれもあまりありません。
社会の進化によって色々な製品が開発されていますが、維持管理を担う我々が、十分考慮をした取り扱いを行うべきと思います。