先日、ある自治会様のご依頼で大きな木を伐採する仕事に係る事ができました。
長年ある老木のムクノキですが、大木でもあり、痛みが顕著に表れているようで、いつ倒木するかわからないと言う事で、安全面を重視しての苦渋のご決断だったと思います。
地域住民の方々にとっては、樹齢も相当年数であり、鎮守の森的な存在だったのでしょうか、地域のシンボルでもあったと思います。
事前準備で役員の方々が参加してお祓いを行い、感謝の誠と工事の安全を祈願して下さいました。
我々工事業者としてはとても助かりました。
準備が整い、伐採の為の足場を組んでいきます。
安全を重視し、適格な場所に組み上げていきます。
上から順番にクレ-ンでつりながら、枝や胴木を切断し、下ろして行きます。
胴の中心は腐って朽ちていますが、ロウ化してとても固くなっているため、チエンソ-の刃がすぐダメになっていきますが、
何度も取り替えながら、徐々に進行していきます。
伐採した木をトラックに積むと2tダンプがいっぱいになるぐらいの胴回りがあります。
伐採し、処分した総重量が約8tにもなり、通常樹木の比重は1.0ですが、計算上の比重は1.2位にもなり、相当実が詰まっている樹木でもありました。
最終的には約3m
の高さで切断し保存する事となり、次世代にへとつなげていく予定です。
うまく木の持っている力で芽吹いてくれる事を願いながら、事故もなく無事完了する事ができました。